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== 難易などの目安 ==
《考え方》 ★:易しい,★★:普通,★★★:難しい 《計算量》 ☆:少ない,☆☆:普通,☆☆☆:多い
【2014年度センター試験.数学Ⅰ・A】
△ABCは,AB=4, BC=2, ∠ABC=を満たすとする。このとき
である。∠ABCの二等分線と∠BACの二等分線の交点をD,直線BDと辺ACの交点をE,直線BDと円Oとの交点でBと異なる交点をFとする。 (1) このとき
となる。
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(1)
BEは∠Bの二等分線だから AE:EC=4:2=2:1 さらに,AC=4だから →シ,ス 次に,△ABEについて,AB=4, , cos∠BAE=だから,余弦定理により →セ,ソ,タ,チ ADは∠Aの二等分線だから ED:DB= さらに,だから →ツ,テ,ト,ナ |
[解答を見る] (2) △EAFと△EBCは
∠EFA=∠ECB
だから,2つの三角形△EAFと△EBCは相似(弦AB上の円周角) ∠FAE=∠CBE (弦FC上の円周角) その相似比は 面積比は,相似比の2乗になるから △EAF:△EBC=8:5 →ニ,ヌ |
【2015年度センター試験.数学Ⅰ・A】
△ABCにおいて,AB=3, BC=5, ∠ABC=120°とする。
直線BC上に点Dを,かつ∠ADCが鋭角,となるようにとる。点Pを線分BD上の点とし,△APCの外接円の半径をRとすると,Rのとり得る値の
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☆★
△ABCについて,余弦定理を用いると AC=7→オ ∠ABC=θとおくと →カ,キ △ABCについて,余弦定理を変形して,3辺の長さから∠Cを求めると →ク,ケ,コ,サ 直線BC上に点Dを∠ADCが鋭角となるようにとるときは,DはAからBCに降ろした垂線の足HよりもBCから遠い側にある. △AHCの場合 △ADCの場合 したがって ≦R≦7→シ,ス,セ |
【2016年度センター試験.数学Ⅰ・A】
△ABCの辺の長さと角の大きさを測ったところ, AB=および∠ACB=60°であった。したがって,△ABCの外接円の半径はアである。 外接円Oの,点Cを含む弧AB上で点Pを動かす。
ある。
のときである。 (3) sin∠PBAの値が最大となるのはPA=キクのときであり,このとき△PABの面積は
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☆★
正弦定理により →ア (1) △PABに余弦定理を適用すると 2PA=3PBのとき →イ,ウ,エ (2) △PABの面積が最大となるのは,PからABに引いた垂線の長さが最大になるとき. ところで,円の中心PからABに引いた垂線の長さdは一定だから,PからABに引いた垂線の長さが最大になるのは,P,O,Hが一直線上にあるとき.このとき,P,O,HはABの垂直二等分線になり,PA=PB →オ,カ (3) sin∠PBAの値が最大となるのは∠PBA=90°となる場合だから,PA=2R=14→キ,ク このとき,△PABの面積は →ケ,コ,サ,シ |
【2017年度センター試験.数学Ⅰ・A】
△ABCにおいて,AB=,BC=,∠ACB=60°とする。
である。ただし,ウ,エの解答の順序は問わない。 (2) 辺AC上に点Dを,△ABDの面積がになるようにとるとき
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☆★
BC=a, CA=b, AB=c
(1)△ABCに余弦定理を適用すると →ア →イ sin∠BAC=→ウ,エ,オ
三角形ABD
の面積
(2)→カ,キ,ク,ケ →コ,サ |
【2018年度センター試験.数学Ⅰ・A】
[1] 四角形ABCDにおいて,3辺の長さをそれぞれAB=5, BC=9, CD=3,対角線ACの長さをAC=6とする。このとき
である。 ここで,四角形ABCDは台形であるとする。 次の,カには下の⓪~②から,キには③・④から当てはまるものを一つずつ選べ。 CDカAB·sin∠ABCであるからキである. ⓪ <① =② > ③ 辺ADと辺BCが平行 ④ 辺ABと辺CDが平行 したがって
である。 |
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☆★
余弦定理の変形版
△ABCに余弦定理を適用すると→ア,イ 以下,∠ABCをBで表す →ウ,エ,オ AB·sin∠ABC=≒3.14・・・>3=CD だから, CD<AB·sin∠ABCである→⓪カ AD∥BCとなるためには,AB·sin∠ABC<CDでなければならないが,前問の結果からこれが成り立たないから,右図(ア)はあり得ず,ADとBCは平行でない. したがって,台形であるならば,右図(イ)のようになり,1AB∥CD →④キ 余弦定理により →ク,ケ,コ |
【2019年度センター試験.数学Ⅰ・A】
[1] △ABCにおいて,AB=3, BC=4, AC=2とする。 次のエには,下の⓪~②のうちから当てはまるものを一つ選べ。
また,
⓪ 鋭角① 直角② 鈍角 線分ACの垂直二等分線と直線ABの交点をDとする。
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☆★
以下,∠BACをAで表す 余弦定理により →ア,イ,ウ だから,∠BACは,鈍角②→エ →オ,カ,キ cos∠CAD=−cos∠CAB=→ク,ケ cos∠CAD= だから AD=4→コ ∠BAC →サ,シ,ス,セ |
【2020年度センター試験.数学Ⅰ・A】
[1] △ABCにおいて,とする。∠ACBの二等分線と辺ABの交点をDとし,,cos∠BCD=とする。このとき,BD=アであり
AD=カ
である。 |
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(1)
∠ACD=∠DCB=θ, ∠CDB=φとおく △CDBについて,余弦定理を適用すると →ア ∠ACD=180°−φだから sin∠ADC=sinφ →イ,ウ,エ 角の二等分線に関する性質により →オ △ADCについて,余弦定理を適用すると →カ だから△ADCは二等辺三角形で,∠CAD=∠CDA=φ 正弦定理により →キ,ク,ケ ※△ABCは3辺の長さが分かっているから,1つの角度の余弦を求めることができ,次にその正弦を求めることができる.どの角度から求めてもよいが,以上の答案は,角Aが既に求まっていることを利用したもの |
【2021年度 共通テスト.数学Ⅰ・A】
[2] 右の図のように,△ABCの外側に辺AB, BC, CAをそれぞれ1辺とする正方形ADEB, BFGC, CHIAをかき,2点EとF,GとH,IとDをそれぞれ線分で結んだ図形を考える。以下において
BC=a, CA=b, AB=c
とする。∠CAB=A, ∠ABC=B, ∠BCA=C
であり,△ABCの面積はタチ,△AIDの面積は ツテである。 |
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(2) 正方形BFGC, CHIA, ADEBの面積をそれぞれとする。このとき,は
• 0°<A<90°のとき,ト。
ト~ニの解答群(同じものを繰り返し選んでもよい。)• A=90°のとき,ナ。 • 90°<A<180°のとき,ニ。
〇0 0である
① 正の値である ② 負の値である ③ 正の値も負の値もとる |
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(3) △AID,△BEF,△CGHの面積をそれぞれT1, T2, T3とする。このとき,ヌである。
ヌの解答群
〇0 a<b<cならば,T1>T2>T3
① a<b<cならば,T1<T2<T3 ② Aが鈍角ならば,T1<T2 かつ T1<T3 ③ a, b, cの値に関係なく,T1=T2=T3 |
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(4) △ABC,△AID,△BEF,△CGHのうち,外接円の半径が最も小さいものを求める。
0°<A<90°のとき,IDネBCであり (△AIDの外接円の半径)ノ(△ABCの外接円の半径) であるから,外接円の半径が最も小さい三角形は
• 0°<A<B<C<90°のとき,ハである。
ネ,ノの解答群(同じものを繰り返し選んでもよい。)• 0°<A<B<90°<Cのとき,ヒである。
〇0 < ① = ② >
ハ,ヒの解答群(同じものを繰り返し選んでもよい。)
〇0 △ABC ① △AID ② △BEF ③ △CGH
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★★☆☆
△ABC,△AID,△BEF,△CGHの外接円の半径をそれぞれとする 0°<A<90°のとき だから よって ID > BC→②ネ このとき により ・・・(#1) →②ノ 同様にして 0°<B<90°のとき ・・・(#2) 0°<C<90°のとき ・・・(#3) (#1)(#2)(#3)により,外接円の半径が最も小さいものは R→〇0 ハ 90°<Cのとき だから このとき により ・・・(#4) (#1)(#2)はそのまま成り立つから 以上から,が最小・・・③ヒ |
【2022年度 共通テスト.数学Ⅰ・A】
[3] 外接円の半径が3である△ABCを考える。点Aから直線BCに引いた垂線と直線BCとの交点をDとする。 (1) AB=5, AC=4とする。このとき
である。 (2) 2辺AB, ACの長さの間に2AB+AC=14の関係があるとする。 このとき,ABのとり得る値の範囲はト≦AB≦ナ であり,
と表せるので,ADの長さの最大値はヒである。 |
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★★☆☆
(1) 正弦定理により だから →ソ,タ →チ,ツ,テ
全体の前提
(2)(1) 問題文1 (2) 問題文2 となっているとき,(2)の問題を解くときに(1)の仮定は使えない.全体の前提と問題文2の仮定を使う 2R=6(直径が6の円) 2AB+AC=14 により 0≦AB≦6・・・(#1) 0≦AC=14−2AB≦6・・・(#2) (#1)(#2)より 4≦AB≦6→ト,ナ
※この部分は,成り立っていればよいというものではない.例えば,0≦AB≦100のように成り立つ式は幾らでもあるが,実際にそのようなABの値が存在しなければ,解とはならない.
(4≦AB≦6) (4≦AB≦6) 右図のように,AB=4のときADは最大になる.このとき →ヒ |
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